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不時現象

秋に桜やスミレなど、春の花が咲くことがある。

このような現象を、時にあらずということで、
「不時(ふじ)現象」と呼んでいる。

気象台では、気象が生物に与える影響を調べる目的で、
不時現象も観測している。

気象台では不時現象を、
「過去、最も早い記録あるいは最も遅い記録から、
およそ1ヶ月以上離れた現象」を不時現象と定義している。

不時現象は異常気象の年に発生しやすい。

桜について言えば、花芽は夏に出来、そのあと休眠する。
そして、冬の寒さで目覚め、気温の上昇と共に花芽が成長し開花する。

ところが、異常気象が発生したり、台風が襲来して木を激しく揺らしたり、あるいは葉っぱが落ちてしまうと、秋に花が咲きやすい。

今年の場合、不時現象が特に多いと言うわけではないが、
7月の記録的な猛暑が不時現象発生の要因になっていると考えられる。 (2002/10/9)