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霜の降りる条件

「今朝、庭に霜が降りいてます。
霜は気温が何度くらいになると降りるのでしょうか」
との質問をいただいた。

霜は空気中の水蒸気が、水になることなく、
水蒸気からいきなり氷の結晶に昇華して出来る。

空で出来た結晶は雪であり、地上で出来た結晶は霜である。
したがって、霜は地上で出来た雪であるともいえる。

霜の降りる条件として重要なのは、
「風が弱いこと」と「気温が4℃以下であること」だ。

風が強いと、空気がかき混ぜられて、
地上付近の気温が氷点下になりにくい。

また、地上付近の湿度が100%になりにくいため霜が降りない。

一方、気温については、
気象台の観測結果をもとに調査すると、
霜が降りるのは通常4℃以下の場合である。

霜が出来るためには、気温は氷点下でなければならないはずだ。
それなのに、
気温4℃で霜が出来るとは不思議に思われるかも知れない。

だが、気温は地上1.5m、
つまり私たちの顔の高さ付近で計っている。

このため、気温が4℃くらいでも、地面は氷点下になっていることがある。

わずか1.5mの高さで温度差が4度を超えるとは、
地面近くでは随分と温度差が大きいものだ。

気温が5℃で霜が観測されたこともあるが、これは希である。
(2002/11/12)